Projects

実時間中性子トモグラフィを用いた3次元形状復元

欧州では、燃費経済性に優れ、CO2排出量がガソリン車と比べて25〜30%程度少ないディーゼル車が注目されている。しかしディーゼル車は人体に有害な粒子状物質を発生するため、ディーゼル粒子フィルタ(Diesel Particulate Filter:DPF)などの後処理装置の開発が進んでいる。

この開発を最適に行うためには、DPF内部の粒子状物質を適切に計測し、その計測結果を設計にフィードバックする必要がある。粒子状物質の計測には、水素や炭素などの軽い元素を含んだ物質の観察に適したリアルタイム中性子ラジオグラフィ(Real Time Neutron Radiography:RTNR)法を用いる。RTNR画像は、コントラストが非常に低く、S/N比も低い。また実験システムの中性子受光部の特性により、画質が不均一となる。このような性質を持つ画像から画像処理技術を適用し煤を検出する手法は確立されていなかった。

本研究は、DPFのRTNR画像に対して、画像の特性に特化した3次元中性子トモグラフィアルゴリズムを適用し、DPFの内部構造を求めることを目的としている。

Atacched File